痴漢とか変質者とかその辺のお話

匿名ダイアリーでちょろちょろ話が出ていて、自分がどうもその手の人に狙われやすいタイプだったみたいなんでなんとなく書いてみる。

一番最初、この人おかしい!とちゃんと認識した変態(普通に「人」とか「男性」とか書くとむかつくぐらいには腹が立ってます)には、小学4〜5年の時に遭った。真っ昼間に自宅の近所の住宅地を歩いていたら、自転車で先回りされて、ちょっと離れたところで性器を出してしごいていた。明らかに見せられていた。具体的に行為自体がいったい何かはわからなかった(漠然とわかったけど言語化できなかった)けど、とにかくやばい人だというのはわかったので、住宅街の合間の道を遠回りして別の道に抜けた。ら、先回りされてた。たぶん地元の人だったんだと思う。それを2回繰り返した後、近くの神社に隠れたら、自転車で追いかけてきて探されてた。神社から自宅までは比較的近かったので走って帰り、母親にすべて話した。警察、っつーか近所の交番には行かなかった気がする。でも自治体の人には母親が知らせた。あれが一番怖かったな。

次に覚えてるのは、またまた近所。自宅まであとちょっと、の曲がり角のところでいきなり後ろからスカートをめくられた。振り返ったら走って逃げていった。これまた小学4〜5年なんで、上2件の犯人は当時は高校生男子かと思っていたけど、今考えてみると20代前半くらいまでは余裕で入りそうな気がする。

あとは本屋での痴漢、スーパーでの痴漢、バスでの痴漢など、こまごま遭遇した。油断してるからでしょうとか、誘ってる格好してるでしょうとか、そんなことがあり得ないのは小学生〜中学生の時期だからないのは当たり前です。ただ、私は小学生の頃から発育がよく、一時期太り気味だったので、客観的に見れば劣情を催す対象にはなったのかもしれない。胸とかお尻とか。

高校の頃はあんまりいけてる高校生じゃなかったからなのか、ずっと制服でしか過ごしてなかったからか、はたまた当時みんな短いスカートを履いていたのに少数派の長いスカートだったからなのか、よくわからないけど全然遭わなかったな。

電車での痴漢にばりばり遭うようになったのは浪人〜大学生〜社会人とずっと。殺人的に混む東海道線を使うようになってから、どんなに色気のない格好をしてもとにかくだめで、全般的にスカートを履かなくなったのはこの時期の影響が大きい。大学時代なんて周りが華やかな女子大生ばかりだったのに、一人だぼだぼのセーターにジーンズで化粧っ気もなかった、のによく遭った。なんなんだろうあれ。よく言われる「派手な格好をしている人より地味で大人しそうに見える方が狙われやすい」にドンぴしゃだったのかもなぁと今になってみれば思う。電車と言えば、母親と2人で特急列車に乗っていて、同じボックス席に中年夫婦がいて、そのおやじの方が妻が寝ているのをいいことに、こともあろうに母親の隣に座っている私の足の間に足を割り込ませてきたのは本当に驚いた。母親と席を替わってしのいだ。注意すれば?と思うだろうけど、女性2人連れで男性に注意をすることがどんなに勇気が要ることか。あとは電車のつり革握ってたら、堂々と上から握られて、ふりほどいてもまた同じことされたってのもあったな。もうなんなのあれ。

一時期仕事でひたすら疲れて、立ってつり革握ったまま寝てたら、隣に立ってた変態がお尻をなで回し始めたこともあった。目が覚めてさすがににらんで、降車駅が同じだったからひたすらつけていったこともあった。早足で逃げられたけど。

同じ区間を行ったり来たりしてる変態を見たこともあった。具体的に言えば横浜〜大船間にずっといる人。女子高生や華やかなOLを見かけるとついてくの。

男性不信になろうと思えばいくらでもなれた時期が私にもありました。思いとどまったのは、「男性全員がこんな馬鹿や変態や頭おかしい人ばかりではない」という、普通と言えば普通な、でも努力しなければそう思えない、理性でコントロールした考え方でした。男性諸氏も一部の馬鹿や変態や頭おかしい人と混同されるのはさぞ迷惑なことだと思います。でも、確実に馬鹿や変態や頭おかしい人はいます。隙あらば、という人がいます。

追記

私が住んでいたところは住宅街が本当に多かったけど、どの自治体でも「痴漢に注意」「変質者に注意」という看板を立てていた。幼馴染みの女の子は車にひっぱりこまれそうになっていた。私はといえば結婚後も大阪に来てからも変な人によく遭遇する。犬に手を噛まれたと思うにしては危険がおおすぎて話にならん。