Xで「#ママ戦争止めてくるわ」というハッシュタグのムーブメントが起きている(2/7現在)。
特定の政党や候補者を挙げているわけではない、でも明確に「戦争を推し進めるもの」に対するNOを突きつける発言である。
note.com
Xでも、はてなブックマークでも、他のSNSでも、このハッシュタグに冷笑の意見を寄せる人はいた。そりゃいるだろう。
最初に私がこのハッシュタグを目にした時の印象は「ママか……」である。私自身は子を成していない。もう妊娠することもない(子宮がないので)。子どもを持つ人だけが対象なのかな、そういうのはいやだな、と思いながらハッシュタグを付けた発言を眺めた。
私はすぐに自分を恥じた。私が読んだり見たり聞いたりしてきた反戦を願う声、毎年8/6と8/9と8/15に繰り返される祈り。それらを忘れかけていた。
www.city.hiroshima.lg.jp
私は過ちを繰り返すところだった。
私は自民党、特に高市政権を支持していない。高市早苗氏は政治家になった時から嘘を繰り返し、開き直り、自ら信を問うとして解散して実施している選挙戦において党首討論から逃げ回り、ドタキャンして言い訳を繰り返している。私は高市氏をかなり前から信用していないし、首相になるのは本当に嫌だった。そういう意味で今回は自民党には投票しないことを当初から決めていた。
今回公示が行われてから突然争点に入れてきた「改憲をやらせてください」。そんな大事なことは「自らの信を問う」以前の問題でしょう。しかも自民党の改憲草案には問題がありすぎる。「基本的人権」が丸ごと削除される。つまり、表現の自由、選挙の自由、思想・信条の自由など、今の社会において「当然のもの」とされていることにことごとく制限がかかる。「本来、憲法は国民の権利の盾であるものが、権力側が国民に遵守させるものへと変えられていることを見逃してはいけません」。
自民党の改憲草案の内容については以下をご覧ください。
www.ywca.or.jp
現行憲法の三大原理は「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」である。高市氏の発言と自民党の改憲草案を照らし合わせると、「戦争ができる国」にしようとする意図を感じる。「そんなのは左派の妄想だ」?妄想でもちろん結構。むしろ妄想で終わらせてほしい。
旧統一教会との関係について明確に2/7時点で国民の前において高市氏が自ら説明をしていないことから、統一教会の主義主張に影響されていることもうかがわせる。これも妄想でもちろん結構だが、こちらは犯罪や実害につながっているので、そのうち正々堂々と説明してほしいものである。
党首討論のドタキャンについてはXですぐに申し開きをする高市氏が、改憲や統一教会に関しては特に何も発言していない。つまり否定していない。否定していないんだから妄想?高市氏は「国を二分する」ことをやろうとしていると言った。しかしその内容は明らかにしていない。明らかにしていないものに対して妄想であるかどうか、どうしたら判断できるのか。悪い方に考えておいて、何もなかったね、よかったね、で済めば何も問題ない。
高市氏が平和を愛し、核武装を批判し、戦争反対を表明する政治家であったら、どんなにかよかったことだろう。
「#ママ戦争止めてくるわ」を見て感じた結果が投票行動につながる。どの政党でも、どの候補者でもいい。第二次世界大戦の前は、女性は選挙に参加することを認められていなかった。戦争を思わせる発言が飛び交う今、男性でも女性でも、普通選挙で認められる選挙権を、真っ当に行使できることに感謝しつつ、選挙に行こう。私は行ってきた。
個人的には今回の衆院選においては「高額医療費制度の改悪」が一番の政策の論点であったが、この記事では「#ママ戦争止めてくるわ」のムーブメントについて、2026年2月7日時点(選挙前日)に、自分がどう感じていたかを率直に書いたつもりだ。
もしかしたらそう遠くない将来に「戦争反対」と言えない未来が来るかもしれない。その時に、一人のブロガーは「戦争反対」と考えていたということを、ネットの片隅に書き付けておきたい。