私家版・感傷と追憶の湘南モノレール紀行(その3)

せっかくだから8駅連番にしたくて書き上げるまでは他の記事を投稿するまいと思っていたら、どんどん書こうかなと思ったネタもスルーするようになってしまったので、せめて菊花賞の予想を投稿できる時間までには全駅書こうと京都競馬場までネットブックを持ってきた。眠いけど頑張って書く。ややスピードアップ気味で。また、意外と読んで懐かしがってくれる人が多いことを知った、というのもある。

(追記)
菊花賞までには間に合いそうもないので、菊花賞予想及び結果の記録はパスするか、こちらをこの日付に書き足していくか迷い中。まあ菊花賞をほっとくかなぁ。

片瀬山駅


最寄のお隣駅ということで少しだけ親しみ深い駅。大船駅で席に座り、8分間うとうとして駅で降りる……はずが、寝過ごしてこの駅に降り立ってしまうこともしばしばあった。本来は料金を払わないといけないのだが、駅員さんは快く(本音はわからないが)見過ごしてくれた。

また、幼稚園がバス停でいう「中川」の近くだったこともあり、幼稚園時代の友人もここの近辺に多く住んでいた。幼稚園で仲良くなったところで小学校に上がればばらばらになってしまうのだが、親同士の付き合いが続いて、放課後にお呼ばれされることも多かった。その時は、小学生で徒歩20分くらいの道のりを歩くのは危ないからと、雨の日に一駅分モノレールに乗ることもあった。晴れの日は自転車。


他の駅と比べるとよくわかるが、高くそびえ立つモノレールの線路が、ここではずいぶん低い。道路との高低差がもっとも少ない駅だ。


昔から変わらない湘南白百合の看板。幼稚園の同級生の中から、何人かここに進む人もいた。名うてのお嬢様学校であるが、暑い夏の日にモノレールの中でスカートをぱたぱたさせて涼をとっていた生徒が少なからずいたことを私は知っている。


ほとんど車と並走となる。ここを通る時はいつも、今はない「片瀬山プール」という有料プールを思い出す。確か子供料金で江ノ島プールの2.5倍くらいの高さで、結構前に潰れてしまった。


大船駅方面へ続く線路。ここから、写真奥に見える諏訪ヶ谷の交差点まで進むと、道路との高低差がぐっと大きくなる。諏訪ヶ谷の交差点近くにあるそば屋「山家」について、母親に問うたところ、2回ほど入ったことがあってなかなか美味しかったと答えた。


江ノ島方面に向かって左側に、幼稚園時代の友人が多く住む地域がある。片瀬山駅に降り立ってから進む方向をしばらく散策してみた。この階段はとにかく急で、降りるのがとても怖かった記憶がある。改めて見てみたがやはり怖かった。路地の入り口には「吉川園芸店」が昔あったはずだが、幼い頃の自分にはまったく縁のない店であり、今や名前しか覚えていない。


階段の一番上から相模湾方向を臨む。ここからも少しだけ海が見える。


ホームの端から江ノ島方面を写した。モノレールの線路のすぐ下に地面があるのが何度見ても不思議に思える。


同じくホームの端から写した大船方面。同じ駅の端でここまで違う風景が見られるのも珍しい、と思う。

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