結婚式とか

結婚式もそれに準ずるセレモニーもやっておらず、写真も撮ってないというとたいていびっくりされる。そして「(ウェディングドレスなどの)写真は撮っておいたほうがいいよ」と言われる。4年くらい前からずっとそうなんだけど、「そうらしいですねー」と返す以外に特に何かしようと思う訳じゃない。あまのじゃくなのではなくて、自分の胸のうちを探りまくっても1ミリたりともそういう願望がないのだ。周りの忠告に唯一従った形になったのは「結婚指輪を買った」ことだけど、それも大阪に引っ越してからで、半年くらい頑張ってつけたけどもう2人とも全くつけなくなってしまった。

旦那はといえば結婚式だけはしたいらしい。披露宴はいろいろあって絶対やりたくないらしいけど式だけは今でも多少やる気はあるらしい。しかしだからといって具体的にそのためのお金を貯めたりパンフレットを集めたりはしてないので、たぶんやらないのであろう。

自分がやらないからといって周囲の人もしない方がいいという考えは全くなくて、むしろ縁あって結婚式や披露宴に呼んでもらえたら全力で着飾って駆けつけるし、どこにいても車代を心配することなく呼びつけてほしい。冠婚葬祭のための労力は惜しまないとここに宣言。初めてチャペルの式に参列した時は涙出てきたし、賛美歌も全力で歌った(キリスト教系の幼稚園出身でよかった)。和風のには参加したことないけど、既婚者なので着物がたぶん喜ばれるだろうから今のうちに考える。とか。お祝い事は何でも大好き。拍手もうまいよ。スタンディングオベーションとかブラボーとかやるよ(吹奏楽ですねこれは)。

しかし自分はというとかけらもやりたいと思わないのだから不思議。結婚当初はよく「子供に見せるものがないのでは」と言われたけど子供のためにするもんじゃないだろうし(どっちかといえば親のためでしょうね)、親や親戚のため、といっても呼んだり出席してもらうのが大変なのであんまり現実的じゃないし、まあ何より私の方の両親はともに同席したくないと明言してたから嫌な思いさせるのもねぇ=やらない方が親孝行なんでは、という感じだし。両親は一応写真は撮ったようだけど、2回くらいしか見たことない。それも母親の激太り時期だったのであまり見せたくないようだった。既に忘れた。

ドレスへの憧れもないし(たぶん似合わないしね)、写真撮られるのがそもそも苦手だし、式をしようが写真残そうが添い遂げる/別れるにはあんまり関係ないし、運良く親・親戚関係の小言もなかったし、お金もないし、いろいろ思考シミュレーションしてみたけどやっぱりしなくてよかったんだろうなと思わざるを得ない。

今日たまたま、結婚した日に東京競馬場で記念に買った、記念日にちなんだ馬連の馬券(1R〜12R)が出てきた。鷹巣山特別とか毎日王冠とか。全てコピーではなく実際の馬券なので、全部外れたってことだったはず。身の丈に合っててこれくらいでちょうどいいんだろうなぁ。しかし大切にアルバムに貼ったりしてないので、コピーしないとどんどん印刷が消えてしまう……。