日記

社の若者たちがお金についてしっかり考えている(「考えてない」ということも考えてるうちに入る)のですごいと思った。私が若者だった頃、先輩から投資信託や株の話を聞いたことはあったけど、全然自分ごととして考えられなかった。普段あんまり恨み言を言ってないつもりなのでこれくらいは書かせてほしいんだけどーーそして裏返せばそれは「よくぞその条件下で私を大学に入れるまでしたな」と同義なんだけどーーこと「お金」というジャンルについて私の両親は完全にリテラシーがない人たちだったので、その環境で育った私はお金は銀行に預けているものがすべてだと思っていたし、実際実家はそうだったと思う。保険や株などはお金持ち(というぼんやりした存在)がやるものだと思ってた。こつこつ働いて貯めてその中で生活していくのが自分の身の丈だと思ってた。あと身も蓋もないことを言うと、お金回りをしっかりするには「実家が太い」ことが大事なんだと思う。実家に仕送りしてる中でいろいろやるにはどうしても難しいのよこれが。まあ死ぬまでは親を養うのが生きる目的になってるしそう決めたので後悔はしてないんだけども……。公的年金がもう少しまともだったらねぇ。と詮無いことを言う。

上記の理由+母親というプロの専業主婦が身近だったせいで「専業主婦として生きるのは私には無理だ」と早々に家事方面への見切りを付け、なんだかんだ働くのも好きなのでこうしてここまできたけど、「無理に働かなくても生きていける環境がある」のは素直にうらやましいと思う。人生のどの地点を振り返ってもそうなるチャンスはなかった。かといってビジネスの才覚もなく(お金リテラシーがないということはそういうことだ)、ただ愚直に淡々と働くだけでなんとか生きていくことができた、かつてあったとされる社会が、憧れだ。心から憧れる。

そんなことを思うけどそれこそ詮無いことで、知識を得るとその分限界が見えてくるので、そういう人生だったと諦観するしかなさそう。

なんでクリスマスイブに人生振り返ってるんだろうと思うけど、鶏肉とシュトレンは食べたのでまあいいだろ。メリークリスマス。