あのころ君は馬鹿だった

こどものおいしゃさん日記 おおきくなりたいね(http://childdoc.exblog.jp/4627261/)を読んで脊髄反射的に書くエントリ。冒頭のブログすごろくには参加できないんですが*1

あの頃の自分に合うことがあったら、何と言ってやるだろうか。色々な意味で単純というか一途というか、一言でいえば「お馬鹿」だった彼に、かける言葉はなにかあるかと考えてみる。いま君が欲しがってるものは基本的に何一つ手に入らんよという、彼にとってはかなり冷酷であろう事実を告げるべきかどうか。

一番伝えたいことは、「君の人生は君が思ってる以上に多彩で面白いものになる」ということではある。君は自分で求めたものは何一つ得られないけれど、必ず、求めた以上のものが手に入るからと。君自身の予想以上に君は良い縁に恵まれているからと。

高校時代の自分はいろんなことを考えているようでいて何にも考えてなかった。非常に現実的なところとファンタスティックな部分を併せ持っていることを自覚していたので、なるべく現実寄りに生きたいと思っていた。けど、結局地に足がつかないまま、ふわふわと今まで来てしまった気がする。

あちこちで選択肢を間違えた自覚はあるけれど、基本的には自分で選んだことは後悔しないようにしているので、まあまあの人生だったんじゃないだろうか*2。自分の将来を考えるという能力が欠如していて、この先が薔薇色なのか灰色なのか真っ白なのか真っ黒なのかさっぱり予想もつかなかった自分に、それでも人生それなりに面白く進んでいくものよ、と伝えてあげたら喜ぶかな。あんまり喜ばないかもな。

でも自分の予想以上に人に助けられて生きていくし、それはそれで案外いいことだ、というのはぜひ教えてあげたい。予想以上に人に恵まれるよ、と。

*1:今集中力がものすごく落ちているから

*2:過去形じゃいかんですな。