日記

ごめん、私在宅勤務向いてなかったわ。

(誰に謝ってるのか)

家で打ち合わせに加わるのが困難、という理由で月、火と出社し、PC持って行き来するの面倒だし今日も出社にするか、と軽い気持ちで出社を選んだけど、よーくわかった。私リモートワークはできても在宅勤務はだめだわ。マジで。おととい昨日今日とじりじり元気になってるんだもん。フルパワーではないけど、確実に仕事しようっていう気持ちになれるわこれは。

本格的に在宅勤務がスタートした3月〜4月くらいは、緊張感が持続していたのか、非日常感が強かったのか、慣れないながらもやることをやろうという気分でいた。が、あんまりゴールデンではないゴールデンウィークを過ぎた頃から風向きが怪しくなった。疲れやすいし集中できないしなけなしの集中力をはたいても何も動かない。何もしてないのに疲労感で朝起きられなくなるし、昼は頭がもやもやするし、夜はスマホ見るくらいしかできない。自炊が苦手なので栄養バランス崩したかと思ってサプリなどに手を出してもあまり変わらないし(肌荒れには多少効いたかも)、運動が足りないのかと思って暑い中歩いても暑いだけだったし、正直更年期症状の不定愁訴を疑った。でもかかりつけ医で何かしら聞いても特に何も言われない。逆に「病気でなければただの無能では?」という気持ちの方が強まって夫に人生相談をする(つくづく面倒な嫁に付き合ってくれてすごいと思う)、Facebookで公開範囲を絞りまくってちょっとだけ弱音を吐いてみるなどしたものの、気は晴れないし、ぶっちゃけ仕事が手につかなくなるし(自覚としては「簡単な仕事すらできなくなってて耄碌してきたかもうだめだ」)、まじめに退職した方が世のため人のため会社のためになるだろうとか考え始めたところで、「あ、これコロナうつってやつだ」と気づいた。

新型コロナウイルスそのものにはあまり恐怖感はなく、淡々と予防策をしていたし、それで感染するならまあしゃーないな、というスタンスで、食欲はあるし、むしろありすぎて健康によくないレベル(健康診断より)だし、生活のリズムが大きく変わった節はなかったし、自覚症状と思われるものは(ネガティブ方向の思考以外には)なかった。強いて言えばめちゃくちゃに暑さに弱くなったことくらいか……?

会社に行きたくないくらいになってたらどうしよう、と思ったけど普通に朝行って夜帰ってこられる。家より気温変化がなく、トイレや飲み物の調達で多少動くから気分転換できて、空間把握能力が少し戻った。他の人とリモートで話していても、家だと「ザ・画面の中」だったけど、会社だと脳内にぼんやりマッピングができて(説明難しいな)、会話に方向がつく感じがして、内容がうまく立ち上がってくる。

そもそも家に仕事を持ち込みたくないたちで、それはどんな環境であろうと新卒時から変わっていない。家で非常時に仕事するのは全然いやじゃないけど、日々仕事をするのはだいぶこたえた。土日に休んだ気が全くしない。ほぼ毎年行っていた北海道も大阪も行けていないし、乗り物にも乗れないし、ハレとケの切り替えスイッチがぶっ壊れたまま毎日過ごすのはつらい。

今週のたった3日で全部が全部調子を取り戻したわけではなくて、頭は回らない(当人の全盛期比)し「一からやり直す」気持ちに変わりはないんだけど、泥沼の中で足が底を見つけた手応えはあった。ていうか新型コロナウイルス、てめーのせいでこの3ヶ月くらい棒に振った感がものすごいんだけど!!!!! V6と木村一基九段がいなかったらもうちょっと事態は悪くなってたと思う。まじ感謝。V6の皆さま、棋士の皆さま、生きててくれてありがとう。木村九段、これからも応援します。うちわ作りたいレベル。あとABEMAね。将棋チャンネルとAbemaTVトーナメントありがとう。今このタイミングで輝いてくれている藤井聡太二冠本当にありがとう。

「コロナうつ」的なサムシングについては底を打ったと思いたいから、もう少しそろそろと工夫してみて、うまく折り合いを自分でつけていくようにしないとこれはやばい。身にしみた。