食べ淡

ネットとかブログとかあんまりよくわかってない(娘が数年前からはまっていることだけはわかっている)母親に、「食べ淡」を見せた。20歳の男の子が自分で料理作って食べたものを記録しているんだよ、そして今被災しているんだよ、と。母親はブログのことはわかっていなくても、それがどんなに大変なことか、被災前と被災後の食事の激変が何を意味するかはきっちり感じ取っていたようだ。その後過去ログを読んで、餃子を100個作ってすごいだのなんだの、感想を言い合ったりしていた。
今日帰宅して、「なんだか最近無性に餃子が食べたいんだよねー」と何とはなしにつぶやいたら、「この間見た男の子が作ってたからじゃない?」と何気なく返された。ブログも何もわからない母親が一緒に見て楽しんで、その内容を覚えていたなんて(そりゃまあインパクトはあるけれど)、改めて「食べ淡」の淡々と語るスタイルの威力を感じた。