ふらふらネットを彷徨っていて懐かしい言葉を見つけた。
「T.M.J.」
なんだっけかなー確か面白いものだった記憶があるなー、と思いながら検索してみたら、いろいろ出てきた。
【ブックマーク代わりにリンク】
・TMJの跡地(最後のメッセージ)
・こちらも跡地?
・TMJに関するコラム
そうそう、「TMJは移転しました。移転先はこちら」とリンクがはられていて、クリックするとまた同じようなページが出てきて、さらにクリックするとまた……と延々続いていくんだった。またそれが長い長い。本当に長い。無茶苦茶長い。そして何とかふらふらになってゴールに辿り着くと、やっとその意図が「たらい回し」にあったことがわかる、という壮大な企画もの。有名だったそうなので、私がここで説明を書かなくても知ってる方は多いと思う。
1998年に始まっているということは、私が大学生の頃。家にパソコンはあったけど、料金を気にしなくてもネットができた学校でおそらくがんがんリンクを辿っていったんだろう。終了直前に見つけて、はまった矢先に終わってしまってとっても悔しかった記憶がある。
私はただただ単純にどこまでも続くリンクが楽しくて楽しくて仕方なかったけれど、騙されたと感じたり激怒したり、インターネット資源の無駄だと感じる人がいたのに今更だが驚いた。でも、そう感じる人がいればこそ、壮大な意味の無さが面白がられたのかな、とも思った。有用な情報ばっかりじゃなくて、その意味の無さ自体に意味があって。妙な一体感があって、みんなばらばらなのにまとまってて。
今同じような企画があっても、参加人数が多くなるだけで、きっともうその一体感は生まれてこないような気がする。根拠はないけどなんとなく。しみじみ、当時参加してみたかったなぁ、と思う。