ジャンク

寝不足のせいか朝に最悪な夢を見て体調が最悪になったので(悪夢と、悪夢による動悸は、寝起きコンディションを大きく左右する)午前中をほぼ寝て過ごし、午後に入ってやっとまともに動けるようになったので、できてなかった作業をひとつだけ片付けて、「音楽の日」を見ながらのんびり出かける支度をして、昼ごはんを食べていなかったので、近所のドトールに入った。

食事においてたんぱく質を少しは摂った方がいいというのが持論なので(一応根拠はあります)、ミラノサンドやチーズトーストやクロックムッシュを頼みがちなんだけど、ケースにひとつだけミルクレープがあって、久しぶりに食べるか、とミルクレープとアイスコーヒーで昼ごはん兼おやつ。

ラーメンとか、ファストフードとか、割とジャンクなものの味を好みがちなのは自覚しているんだけど、自分を甘やかす手段としてジャンクなものを選ぶという思考回路が微妙にわかってきた。ジャンクなものは自分の手を動かすことなくゲットできる。ちゃんと行う料理は、それが「簡単レシピ」であってもそうでなくても私にとってはチャレンジであり、修業であり、鍛練すべきもの、栄養や味のバランスを見て高みを目指すものというイメージがどうしても崩せないのだ。

だから料理のブログは楽しく読むし、たまに実践してみたくなる。たまにやってよい成果が得られるとそれはそれでうれしい。でもそれを継続するのは、私のようなへっぽこにはハードルが高い……と感じてしまうのだった。

美味しいお店で良質なメニューを、というのも私にとっては鍛練である。ドトールや、マクドナルドや、ケンタッキーや、近所の好きなラーメン屋で食べることのなんと簡単なことか。「普段から美味しいものを食べて生活を豊かにする」という考え方が、自分の脳内のどこを探しても出てこない。