教習日記:第2段階の4、5時間目

あーめー。東京はずっと強い雨でした。予報で程度の差はあれ雨なのはわかっていたので、雨で走れるいい機会だと思っていましたが、だいぶ強い。モンベルのレインウェアを去年の長崎旅行(大雨)のために買っておいて本当によかった。朝イチの時間と夕方の時間をとっていたので、その間に一度帰宅。

今日やったこと

1時間目は主に急制動。その前に一通り検定コースを回ります。一緒に走ったのは大型の人で、先に走って私は後からついていく形だったけど、やっぱり安定感があってすごいなと思いました。コースのライン取りに迷いがない(ように見える)。私は教官からちょこちょこ言われるポイントがあって、全体的に安定感に欠けていたというか、ふらついてる感じだったなーと自分では認識。外周で突然エンストしたりしてるし。ギアを落としたつもりが落ちてなかったりとか。一本橋は1回目失敗(1/3通過するのに5秒かかって落ちた)、2回目でなんとか成功しました。秒数教わってないけどどうだったんだろうな……。スラロームはどうにも雨が怖くてアクセルをうまく使えませんでした。一応パイロン倒さずに通過できてたけど。

コースが終わったら急制動(雨なので、停止区間は乾燥時の11mではなく湿潤時の14m)。くれぐれも無理はしないで、止まれなかったらそのまま停止線超えちゃっていいので、ということでスタート。最初の1回目は割とよくできて(40km/hなかなか出なかったけど)、ブレーキのタイミングもいいですね、とのこと。ではもう1回、と同じようにやったつもりが、前輪ブレーキがロックして転倒してしまいました。ロックすると本当に全く言うこと聞かない! ある程度速度が落ちてからのロックだったので、ひどいけがをしたとか、投げ出されてしまったとかではなかったけど、今までブレーキがロックしたことなかった(少なくとも自分の認識下では)のですごくよい経験になりました。教官も言ってた。

その次はうまくできて、さらにその次はギアをセカンドにいれたつもりがニュートラルに入って加速できず、となかなか安定せず。ブレーキはタイミングがいいのであとは加速ですねーとのこと。

夕方というか夜というか微妙な時間帯の2時間目は回避と模擬追突体験。朝より雨が激しい。朝はジェット型ヘルメットのバイザーを下げて走っていたけど、雨の音が大きくて教官の声が聞こえないので、濡れるの覚悟でバイザー上げて走りました。

回避は、30km/h(大型は40km/h)で走っていって、あるポイントで右か左かを指示されるのでその方向に進路を変えてから停止する、という課題。教官が赤白の旗を振る場合が多いようですが、この教習所の場合は信号機っぽいランプでの指示でした。右側の青いランプがついたら右、左側の青いランプがついたら左、と説明を受けたら、一緒に走る大型の人が「(おそらく普通二輪の)自分の時はランプがついた方向と逆に進んだ」と質問。教官は「担当する人によって変えている。組み合わせも変わる」「ばかしあいですから(冗談ぽく)」と答えてました。予測して方向を決めてこけた人がいるのでそれはやめてねとのこと。予測してどうするんだ……。ここでも雨なので無理はしないでと念押しされました。

回避時間は1.8秒?くらいで、平均(1.7秒)とだいたい一緒でした。危険を見つけて回避行動を取るまでの時間は車もバイクも一緒だけど、行動にかかる時間はバイクの方が多く、かつ四輪はハンドル切れば方向変わるけどバイクはそうはいかない、だから車よりも危険予測をしっかり丁寧に、ということでした。

模擬追突体験は、教官の斜め後ろを走っていて、急に止まったときにそれに合わせて止まるという課題(もし教官と並んで止まったら追突しているということ)。これまた雨なので無理に急に止まらず、だめなら前に出ちゃってくださいと注意を受けます。ちょっと広めの場所で一緒に走る人が教官の右側、私が左側で、教官が停止するのに合わせて停止。たぶん雨なのでちょっとゆるめな走行だったのではないかと思います。でも予告されてるから止まれたけど予告されてなかったらやばいな、と感じました。

その後は前回と同じく検定コースを回ってから急制動の練習。40km/hの速度指定区間で40km/hまで出したつもりが出てなくて「ちゃんと出してくださいねー」と注意される。うーん短い時間での加速が課題。急制動の練習の途中、突如エンストしてまったく半クラがつながらなくなり、ものすごい時間周囲の車を止めまくったのですが、なんとギアがローに入ってなかったというオチ。ローギア確認、1段階でも甘かったのでしつこくやってるつもりが、検定コースに気を取られてしつこさが抜けてしまったのかなーと反省しました。

急制動はやっぱりちょっと波があって、ローとセカンドの加速が弱くて40km/hになかなか届かない。40km/hに達してからキープ→ブレーキかけ始め、としないときちんとブレーキをかける余裕がなくて危険です、という説明を受けるのに、なかなか実践できないというか、できてるときとできてないときの差が激しいというか。この時も途中でニュートラルに入れたりしてしまった。最後の講評でも加速を指摘されました。

2時間分はんこもらえたけど、急制動のクリア確率あんまり上がってない気がするなー、これでいいのかなー、となんとなく不安。

で、今日2時間分走ってみて、自分の教習での弱いところが結構クリアになった感じが。

  • バイクを自分の意思通りに動かすという意識が走っているうちに弱まり、バイクの操作に振り回されてしまう。なぜか唐突に焦ったり慌てたりしてギアの操作ミスをやらかす
  • コースは割と覚えられたけど、「自分がそこに行こうとして走る」感覚がまだ弱い。コース上でのやらなければならないことを思い出すのが先になっている(たぶんイメトレを繰り返すことで向上しそう)
  • バイクの操作時に一瞬余計なことを考えてしまってその結果が操作に出る。(急制動時を除いて)この2時間で3回こけたのはこれが要因。余計なこと=低速でふらついて怖い、立て直せなくて焦る、バイクを車庫に入れようとしてバックしていたら白いライン上に乗ってしまったことに気づいた(これは問題ないと言われた)

自分が主体的にバイクを動かすっていうのを意識しないと、検定コースでのあれやこれやに全く余裕がなくなって、逆に合図の出しミスになるなーというのが体感できました。もちろんコースとそこでやるべきことを意識しないと卒検でどんどこ点数が引かれていくわけですが、そもそも卒検後に公道走るときにはコースないわけで。

前回バイクが熱くて全然できなかったニーグリップと、上体の力を抜く、というのは割と意識できたかなーとは思います。S字とクランクではまあまあ守れた気がする。一本橋ではぎりぎりなんとか。もうちょっと力抜いて前傾できればよさそうなんだけどなー(外周ではなんとかなった)。あとこれまた前回結構指摘された後方確認の抜けは、今回は全クリアとはいかないまでも、なんとか意識向上まではできたかなーという気が。とにかく一つ一つ理詰め+くせにしていくしかないですなぁ。