教習日記:第2段階の2、3時間目

基本的に教習日記は教習があった日に書こうとしているのですが、今回は残念ながら昨日の教習の様子をお送りします。

週末はとにかく暑くなるという予報だったのですが本当に本当に暑かった。一番暑い午後の時間帯に2時間連続教習です。

昨日やったこと

10日ぶりくらいの実車。運転忘れてなきゃいいなーと思いつついつもの通り教習車の点検(ウインカー、ブレーキランプ)からスタート。一通り見終わったあとで「あ、新車があるのでこっち乗ってください、点検は大丈夫なんで〜」と新車の方に誘導されました。めっちゃぴかぴかの教習車……こけなきゃいいが……。

1時間目、まず2段階目最初の方の人が4人くらいでかたまって、ウォーミングアップ走行。外周回っていて詰まって停止からの発進が全くうまくいかない。4回くらいエンストしまくってやっとよろよろ発進して置いてかれてたりとか。新車のせいなのかもしれないけどアクセルがちょっと回しただけでぶおーんと音がしてこわいんですよねぇ。1段階の最初の方みたいなこといってるけど。

今回は体験型の課題をいくつかやって、急制動を練習します。急制動はここから3時間くらいかけてできるようにするとのこと。1段階のときは30km/hだったのが、2段階では卒検の課題である40km/hに。

体験型のはまず小回り8の字。回れないことはないけど低速になると途端にエンスト。とにかくエンストの回数が多くて大変不安。その次が小回りカーブを25km/h、30km/hで曲がる練習。普段はだいたい20km/hで、5km/h分速くなっただけでどう変わるかを感じて、カーブではとにかく危険を回避できる速度に落としましょう、という趣旨だそうです(最後にまとめて聞いた)。曲がれなかったらカーブの隣にある8の字コースに入っちゃってください、急ブレーキはかけないでください、という注意がありました。25km/hでなんとか曲がれて、30km/hでは大きくふくらんでしまってついブレーキを使ってしまった。

次は波状路大型二輪の課題)。1周目は座って通過、2周目は立ってタンクの前の方に腰をつけて、腕では支えずに通過。ひざが衝撃をさえるクッションになって走りやすい、縁石やガソリンスタンドの出入り口などでも使える……とのことでしたが、1周目の波状路の入り口手前くらいでエンストしてしまい、前のバイクを見失って波状路を通過することなくその脇を通過してしまったのでした。しかも波状路見落としてるのに追いつくまで全く気づかず、前のバイクの後ろにつけようとして、ミラーでコースの端っこの金網をこすりそうになるというていたらく(当然エンスト)。「焦らず、はいエンジンかけて〜」などと言われますが焦るに決まってる。1周目ができなかった私は、波状路の途中で「はいここで立ってー」と、1回の通過で座るのと立つのと両方をやってなんとかクリアしたのでした。

次は体験じゃない、卒検の課題である急制動。ここからはいつもの教習と同じく、ぐるぐる回って何度も急制動を繰り返します。最初はローとセカンド時の加速が足りないと言われ、その次はブレーキ掛けるときに先にクラッチ切ってると言われ(無意識だった)、その次は加速が足りず、さらにその次はブレーキかけはじめるタイミングが早い、と言われました。パイロンの姿がふっと視界から消えたくらいでかけるといいですよとのこと。肝心のブレーキは、1段階の急制動のときの教官が「1、2、3、の順で握りこむ」と教えてくれた通りにしたらすんなりできました。わかりやすく教えてくれてありがとう先生。あとはタイミングの問題で、最後の方はまあまあうまくできるようになりました。急制動で止まった後の発進でもエンストするので、「それはたぶん、半クラッチのつながりはじめの頃に無意識にアクセルを戻していて、クラッチに動力が伝わらなくてエンストになっている。半クラッチになったらとにかくアクセルを追加で回せ」とアドバイスをもらいました。ロー、セカンドの加速が足りないのもそのせいだと。「まわせまわせー」なんて言われながら加速してたらなんとなーくつながるようになって、そこからエンストの回数が激減しました。1段階と同じことやってるなぁ。

1時間目を終えて女性専用控え室で買っておいたお茶をごくごく。教習中は暑くても気にならないけど止まると暑い暑い。

あんまり休む間もなく次の教習です。最初の注意事項は「この時期どうしても熱中症になる人がいる、のどが乾いたでも何でもいいから調子が悪くなったらすぐ申し出てほしい、場内に冷水機があるので案内する」とのことでした。バイクはどうしても長袖長ズボンにプロテクターとグローブとヘルメット、というがっつり全身覆った格好になるので、これは熱中症になりやすいのわかるわー。

前の時間の教習を踏まえて新車はアクセル怖い、これまで乗ってた方にしよう、と思って点検はじめてたら、「あ、新車の方が加速強いんで新車どうぞー」と言われてしまいまた新車に。普通はきらきらぴかぴかした方がうれしいと思うんですけどどうにも乗りづらい。しかし今回は半クラ時にアクセル追加、を意識してたらそんなにエンストしませんでした。

急制動を何回かやるといっていたので課題練習かな、と思ったら検定コースを走ってみる練習で、もう1人の男性と一緒に教官の後ろをついて回り、卒検の際のポイントを教えてもらいながらちょっとずつ通過していきます。法規に沿って運転をしていれば納得という感じではあるけど、右折の30m手前がここなのでずっとウインカーつけっぱなしで、とか、大回りにならないように左折するけどすぐ右折が待ってるから進路変更して、とか、狭い場内だと結構こつが要りそう。さらにクランクとS字はさほど練習してないのに当然のごとくに通過していくのでそもそも大変。坂道発進時に、もう1人の方が坂のてっぺんでエンストしてしまって、明日は我が身だなーと思いながら発進せずに待っていると、別の教官が隣にきて「温かく見守ってやってくださいね〜」なんて言う。いやーもうほんといらいらとかしないんで……本当に明日は我が身なんで……。とかいってたら自分の坂道発進で1回エンストしました。新車のエンジン音こわいよー。

コースの最後に一本橋スラロームがあって、1段階みきわめ時に一本橋がとにかくできなかったので、今回はちゃんと気を配ってやろう!と思ったあたりでちょっと異変が。タンクが熱すぎてニーグリップできないのです。がまんだ!一瞬だ!と思ってもどうしても脚をつけられないくらい熱い。そのまま一本橋に突入するも、上体の力を抜いてハンドルを左右に、は守れても肝心のニーグリップができてないんでぐだぐだ。半分くらいで落ちて、そのままスラロームに入りましたが、スラロームでもニーグリップしてないとうまく倒れられないんですよね。最初の2つくらいをクリアしたあと制御できなくなって3つ目のパイロンをひきまくり。パイロンいつも直させてすみませんと思いながらスタート位置に戻ります。

1つ目のコースは一通り回れたので、次は2つ目のコースに。走る順番の前後を入れ替えて進みます。できる限り一時停止も全部守って(誘導の兼ね合いで、譲ってもらって先に出ないといけないこともあるけど)、コースの2/3くらいまで走って、時間がなくなって一本橋スラローム再挑戦はなしでおしまいに。ニーグリップは相変わらず熱すぎてできなくて、直線のときにわざと脚を広げて冷やそうと試みたりもしましたが、とにかくつけられない感じになってクランク・S字も小回りカーブもニーグリップほとんどなし状態でした。よくこけなかったなぁ。

急制動でブレーキがやや早いということ以外は順調ですねと2時間分はんこをゲット。しかし一本橋がずっと落ちてばっかりなのがつらいので、最後に教官をつかまえて「タンクがとにかく熱くてニーグリップできないんですが、どうすればいいでしょうか」と質問してみました。夏はどうしても車体が冷えないので、タオルをはさんだりする人はいます、とのこと。次回はジーンズの内側にタオル仕込もう……。

一通り片付けて、あまりにも内ももがじんじんするので変だなーとトイレで見てみたら、右の内ももがほぼ長方形に真っ赤になってました。低温やけどやこれ。休憩所で缶ジュースとペットボトルを買って脚の間にはさんで冷却。夜にはまあまあおさまってたけど、今もまだちょっとだけ赤い跡が残ってます。ジーンズで大量に汗をかいて(1時間目)、その状態で熱いタンクをはさんだ(2時間目)ので、熱いおしぼり状態になってたんじゃないのかなーと。これ7〜8月の教習とかどうするんだ。

ここまでに書けなかったけど言われたことは、

  • カーブ手前の減速が十分でないうちに減速チェンジをするとバイクも傷むし危険。バイクが傷むのは自分のバイクじゃないしどうでもいいんだけど(私「いやいやいやいや」)、いいことは1つもないので、十分に減速してからギアを落としてください
  • 急制動時のセカンドの加速が足りない。もっともっと加速してすぐにサードに入れないと安定したスピードで走行できないし安全に止まれない

だったかなー。検定コース回ってるときにたくさんたくさん注意ポイントを教わって、教習終わったあとにひたすらメモしまくったけど、どうもこぼしてるところがあるようで不安。今2段階の3/8終わってて、残りにシミュレータと危険予測が入るから、実質乗れるのあと3時間くらいなのでは……まあだめだったらみきわめのはんこもらえないだろうからいいんだろうけど……。