忌野清志郎さん死去…58歳ロックに生きた

 ド派手な衣装とメーキャップ。過激なメッセージを叫んでは若者や社会に大きな影響を与え続けてきた「キング・オブ・ロック」が、約3年間に及ぶがんとの闘いの末に旅立った。関係者によると入院はしていたが、親しい友人や関係者に心配かけまいと連絡はしていなかった。ところが、数日前から急激に容体が悪化。苦しむこともなく最期を迎えたという。それだけに覚悟していなかった友人のミュージシャンらは深い悲しみに暮れた。2日夜、遺体が安置された都内の自宅は関係者が出入りして慌ただしかったが、どの顔も悲しみで沈んでいた。

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がんの転移がニュースになった時に「これは……」と思いつつも、なぜかきっと生き抜いてくれるんじゃないか、なんて思っていました。

なぜかふと思い立って、清志郎さんのサン・トワ・マミーが聴きたくなり、4月8日にYouTubeの動画をブックマークしたんでした。きっかけは忘れてしまったのですが、「やっぱり猫が好き」のエンディングテーマとして大好きな曲で、サン・トワ・マミーといえば清志郎さんの歌声になってしまった私は、ちょっとロック風に歌っては「越路吹雪さんの歌が素晴らしいのに……清志郎さんも好きだけど」と母親を嘆かせていたものでした。

他の歌手の歌もそうですが、だいたい楽曲ピンポイントで好きになってしまうので、他の曲は「雨上がりの夜空に」「パパの歌」「デイドリーム・ビリーバー(これはモンキーズのカバーということもあって特に好きでした)」くらいしか聴いておらず、角田光代さんがエッセイで取り上げていた名曲「スローバラード」は実はまだ聴いていません。

あと清志郎さんと言えば印象的なのは、ドラマ「ギフト」への出演です。

「ギフト」は「たまたまドラマを見た少年が放映後にバタフライナイフを使って刺殺事件を起こした」という非常にタイミングの悪い理由で再放送されなくなってしまった、私にしてみればその少年に対して呪詛に似た思いを抱かざるを得ない、とても残念な作品なのですが、そこですごくいい演技をされていたんですよね。また見たいなぁ。本当に。

「ずっと夢を見て 安心してた 僕は Day Dream Believer」
早過ぎます。早過ぎました。合掌。