金曜夜の癒し

探偵!ナイトスクープを毎週定時に見られるようになったのが関西に住んでよかったことの1つなんですが、11時17分からしっかりテレビを見ながら(視聴率調査に来られても大丈夫)、最近やけに桂小枝探偵の挨拶「よろしくお願いしま〜す、桂小枝で〜す、お願いしま〜す」に心が和むことに気づきました。正確に言えばここ数ヶ月の間で急に。

なんでかなぁ、桂小枝さんのファンという訳でもないぞ、とあれこれ考えてはたと思い当たったのが、昨年11月14日の放送の桂小枝探偵の担当分。ナイトスクープのサイトってすごいですね。過去の依頼内容検索できるんですね。

1.『憧れの人と恋に落ちたい!』探偵/桂 小枝
大阪府の女性(45)から。今、胸が張り裂けそうなほど、ある方にときめいている。1ヵ月ほど前、偶然にその方にお会いし、何気なく声をかけたところ、その方は突然、私の頭をなでてくれた。離婚後、女手一つで娘を育て、男性に触れられることも無く、歯の浮く言葉もかけられなかった寂しい私に、その方は優しく頭をなでてくれたのだ。その日から、寝ても覚めても思うのは、その方のことばかり。これから、遠くからその方の活躍を見守るだけの毎日が続くと思うと、胸が苦しくなる。どうか1日だけでいい。その方と恋に落ちてみたい、というもの。

探偵!ナイトスクープ | 朝日放送テレビ

このときめいた方というのが桂小枝さんで、探偵として派遣されたにも関わらず「恋するハニカミ!」風に依頼者と1日デートすることになった訳です。過去の放送なんでネタバレしてもいいと思って書いてます。すみません。

デートは夕日が沈みきるまで。あちこち笑いどころがありつつもデートをして、どこかの海岸で沈みゆく夕日を見ながら、小枝さんは後ろから依頼者を抱きしめて「僕のことを好きになってくれるのは嬉しい、でも僕には奥さんも子供もいる、だから今日のことはいい思い出にして、ここでさよならだ(細かいところ忘れた)」と優しい口調で言って、確か握手して、そのまま1回も振り返らずに去っていくのです。その背中を見送りながら涙する依頼者。沈む夕日。いやーこれ見てまじめに泣いた。もちろんVTRが終わった後は西田局長の泣き顔アップですよ。

締めはちゃんと笑わせて終わってたけど、DVDに収録してほしいくらいの名作だなぁと思いました。本当に最後のシーンが!とても!格好よかったんですよ! 依頼者が好きな人とデートできて、それが本当に1日だけのことで、それはわかっているんだけどやっぱりお別れが辛くて……という心情もよーくわかったので、余計に。

というのがたぶんきっかけで小枝さんの声に癒されているのかもしれないなぁ、と思った次第。なんかちょっとおかしい気もする。