部屋出しとか

コンビニで見かけてうっかり買ったんですが、「GINZA HANDSのすべて」って言われてもあと2ヶ月ちょいで私は東京を去る訳で。それなのになぜ買ったかというと、実家を出てからというもの、「誰かが住んでいる部屋の写真を見る」というのが妙に楽しくなってきたんですね。楽しいというとちょっと違うか。覗き趣味といわれるとちょっと悲しいけど、それに近いものがあります。どういう風に飾っているのか、どのようにレイアウトしているのか。

前に読んだ岸本葉子さんのエッセイで「人のインテリアのセンスは3歳までに決まる、と聞いて愕然とした」という話が出てました。日本におけるマンションの歴史はせいぜい数十年、その頃の日本人の主な生活は日本家屋で行われていた、だからインテリアコーディネーターのようなプロに任せないと難しいのは当たり前、みたいな内容で。えーと、うろ覚えなので下記の本を読んでください(読まなくてもいいです)。

マンション買って部屋づくり (文春文庫)

マンション買って部屋づくり (文春文庫)

んで私の生まれ育った家も平屋の日本家屋でした。日本家屋といえば聞こえがいいけどただの狭い借家なので、大胆に中身を変えるなんてことはできません。ちょっとものを溜め込むととっちらかるし。実家を出て旦那と住むようになっても、インテリアに無頓着な2人が集まっただけなので、ひたすら適当。雑。あんまり汚くはならないけどものすごく散らかる。住居に興味がないのかもしれません。部屋出しなんてとんでもない。

なのでなるべくインテリアものの雑誌を眺めようとは思っているのですが、本格的なインテリアの雑誌は高いので、ついついananみたいなお手軽雑誌に走るのです。でもこれも引っ越す時には捨てるんだろうなぁ。あーあ。