日記

寿司店で「北海道産ほくほくコロッケ握り」というメニューがあったので、おいも好きとして早速注文した。

どんなものが出てくるのだろうと作例写真を見つつ待っていたら、

https://www.genkisushi.co.jp/common/sysfile/menus/700x700/ID00002011img1.jpg
https://www.genkisushi.co.jp/uobei/menu/index.phpより

到着まで割と時間がかかっている。きっときっちり揚げているんだろうと好ましく思った。

そして、到着したものは、写真をはるかに超えて「少しのシャリ2つの上に、半分に切られたコロッケが乗っているもの」としか言いようがない寿司であった。写真を撮りたくなったが、隣で食事中にもかかわらず携帯電話で会話している女性がいたので、あらぬ誤解を受けたくなく、ひっそりと食べ始めた。箸でシャリごと持ち上げようとしたがうまくいかず、解体して食べた。コロッケはおいしかった。コロッケの衣がついてしまったシャリにはやや違和感があった。他のお客さんから店員さんにクレームが入り、店員さんは申し訳なさそうに、会話し続ける女性に声をかけた。女性は話し相手に「切るね」と言って電話を切り、寿司を頼んで食べ、しばらくしてから出ていった。

コロッケはいいものだけど、なんでも寿司にすればいいというものでもないんだな、とぼんやり考えた。