中2病っぽい図書館用語ベスト3

自分でもやってみたいなーと思って、上記エントリーに挙げられている「司書」「書誌の書誌」「日本十進分類法」を除いて3つ考えてみました。書誌の書誌懐かしかった! Wikipedia図書館情報学用語の一覧を見たら、こんなのあったあったっていうのがたくさん見つかったのですが、一応脳内で思い出せた範囲にしました。船員図書館とかプロジェクト・グーテンベルクとかいいっすね。あとNACSIS-CATも明らかに中二病っぽいんだけど専門的すぎるのであれだと思って外しました。

第3位:機械可読目録

MARC(MAchine-Readable Cataloging)のことなんですけど翻訳が重々しくていいですよね!これ語りかけて同意してくれる人があんまりいなさそうで空に向かってしゃべってるみたいな気がしますね気のせいですか。図書館学的にはもう親しまれすぎてて中二病感ゼロの「OPAC」のもとになってるのでとりあえずなんでもどんとこいみたいな感じがあります。

ちなみにカード目録とかほんとよいです。あの引き出し引いてカードをめくるのよい。どんな感じかっていうと図書目録の項のカード目録の写真見ると萌えられると思います。アクセシビリティ的にはかなり悪いけど、アルファベットを一つずつ順番に(かつ高速に)考えながらたぐっていると無心になれます。世界にはいろんな名字があるんだなーっていうのもわかっていいですね。

第2位:総記

日本十進分類法で堂々の0を飾る「総記」の登場です。総記って言われてぴんと来る方はそんなにいないのではないでしょうか。0って聞くと「あああれね!」って思える方はたぶん図書館学やったことある人ですね。きっと。総記には図書館情報学も百科事典も年鑑も入ってきてまさに知の結集感あるのですが、萌えポイントとしては007の情報科学にインターネット・プログラミング関連が全部つっこまれているところがいかにも「後から発達してきました」な学問風でよいのですが最近の書架はさすがにわかりません。うまいことやってるのだろうか。

第1位:図書館間相互貸借(ILL、Interlibrary Loan)

同一都道府県内の図書館で所蔵する図書を貸し出しし合うシステムのこと。とシンプルな話ではありますが、図書館の規模によって負担(人的リソース、送料など)が変わってきたり、館外貸し出し禁止の資料だったり、資料が古くてなかなか難しかったり、とかいろいろ問題点もあります。まあそんなことはいいんです用語の話なので。「相互貸し出し」とせずに「相互貸借」とするのがポイントです。あと英語の「Interlibrary」もいいですね、interなlibraryなんですよ!inter! 略語が「ILL」なので「ill」と同じスペルになってあんまりよくないイメージになっちゃいそうなんだけどILLとしか……みたいな話も聞いたことあるので余計に中二病感が増していいですね。


中二病という意味ではもう論を待たないレベルの「図書館の自由に関する宣言」はさすがに私が挙げるのははばかられたので外しています。あと「真理がわれらを自由にする」は中二病通り越しちゃってるのでちょっと違うかなぁと思いました。しかも今調べたら原典は聖書(ヨハネによる福音書8:32)だったし。

自分の力では思い出せませんでしたが、ランガナタンの「図書館学五原則」も割と中二病ぽくないですか。最後の「図書館は成長する有機体である」とかもろにそうじゃないですか(すみませんすみませんすみません)。

  1. 本は利用するためのものである
  2. 本はすべての人のためにある。または、すべての人に本が提供されなくてはならない
  3. すべての本をその読者に
  4. 読者の時間を節約せよ
  5. 図書館は成長する有機体である
ランガナタン - Wikipedia