世界報道写真展2008

甲子園から帰ってきた後にハービスホールに見に行ってきました。大阪の公式ページが

と微妙なので、東京都写真美術館のサイトもはっておこう。

ミャンマーで亡くなった長井健司さんに関する映像*1も一通り見ました。長井さんが取材した多くの人々と同様、亡くすべきではない人を失ったと思いました。

本編?の写真展で一番感じたのは、普段考える「報道」と本来の意味の報道とがずいぶん違っていたのだということでした。事件や国際情勢や環境問題以外に、スポーツの一場面を写した写真があったり、アート・エンターテインメントのポートレートがあったり。イタリアの、カラフルな熱気球が空に浮かんでいて湖にそれらが映っているところを広く写した写真を見て、きれいだなと思い、報道写真をきれいだと思ってもいいんだということにたぶん初めて気づいた気がします(曖昧だ)。それも「イタリアのレジャーの文化が変わり、商業化している」ということを伝える2枚の写真のうちの1枚なんですけどね。

*1:公式にはなんと呼ぶのかちらしにもどこにも載ってなくて現地の記述もメモしてこなかったので微妙。イラク戦争と泣く子供たち、タイのエイズの子供、パレスチナ、亡くなる直前に撮影したミャンマーの映像、凶弾に倒れるところ、長井さんのデスクと捧げられたたくさんの花束など。