- 作者: 信田さよ子
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 単行本
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自分と母親の関係がこの本の内容すれすれのところまでいっていて、幸いにして母親の方が自覚が早かったためにそうひどくはならずに済んだ、という感じ。母親はなるべく束縛しないようにしないようにしてくれていたのに、私の方が責任感と罪悪感にがんじがらめにされていて、私もいろいろあって自覚、お互いにいい関係を続けていくために距離を置いたりした。でも実際の墓守(象徴としてではなくリアルな)はどうすんべ、というのはこれからの悩み所。そしてお互いに罪悪感から逃れきれてないというのも微妙に悩み所。
昔は夫婦別姓大賛成(今では「賛成」レベルに落ち着いた)で、ちらっとそのことをweb日記に書いたら、「家や墓を守るためにも夫婦別姓には反対」みたいな反応が複数返ってきて、じゃあ女きょうだいはどうすんだ女の私じゃ墓も満足に守れんのか*1と結構落ち込んだりもした。そうこうしているうちに守るべき墓に入る対象が分裂しちゃったのでそれはそれでどーすんだ、という状況になったのはオチだったのか何なのか。
自分と母親の関係にぴったり当てはまる訳じゃないけど思い当たる節は多々あるし、ゆっくり読んでいこう。