漠とした不安

大阪に行ったら、ということをよく考えます。これは仮定ではなくもうすぐやってくる現実の問題。でも現実感を伴わない、どこか遠い地での出来事のように思えます。大阪にいる旦那と電話して仕事の話なんかを聞くとやっと現実味が出てくるのですが。

大阪に行くこと自体は不安じゃない。それは意外にも本当のことで、知り合いもいるし、行ったことのない土地ではないし(観光客としてだけど)、旦那側の親戚だって今のところ特に問題はないしむしろほっとかれてる(そういう性格)。よくある不安ですが、大阪で生活をすることによって、30年ちょい関東で培ってきた様々なご縁が切れるのが怖いのです。

私はお世辞にも自分からアクションを起こすのがうまくありません。せいぜいこうやってWeb上のサービスを使って発信するくらいで、自らアプローチをかけて繋がりを保つのが本当に難しいのです。Webで繋がっている人とは今後もWebで繋がっていくでしょう、でもそうじゃない人とはきっと離れてしまうでしょう。

Webで繋がっていたとしても。自分のスタイルとして、少なくともここでは、自分の生活の全てを書き出すということはしないつもりでやってきたのに、大阪に行けば必ず文化の違いやら何やら書かずにいられないことが出てくるはず。そうなったとして、Web上での自分の変質を自分で受け入れられるかどうか。そのうち嫌になって、書かなくなって、また繋がりが消えることも十分に想定されてしまうのです。それが不安。

他に逃げ場をつくってしまえばいいんでしょうけどねー。そうやって何度も失敗してきたから、この不安は少なくとも大阪に行ってしまうまでは延々と私につきまとい続けるのです。