柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言。もうあちこちで非難されてるし機を逃した感もあるしいいやーと思ったけど、なんとなく書いてみたくなりました。
柳沢伯夫厚生労働相は２７日、松江市で開かれた自民県議の決起集会で、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と女性を機械に例えて少子化問題を解説した。
柳沢氏は「これからの年金・福祉・医療の展望について」と題し約３０分間講演。出生率の低下に言及し「機械って言っちゃ申し訳ないけど」「機械って言ってごめんなさいね」との言葉を挟みながら、「１５−５０歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べた。
全部を通して発言を聞いていないからなんとも判断しようがないけど、まあ「機械」はともかくとして言ってることは一応合ってる。産める年齢というのは厳然として存在するから。ただ、これを聞いて本当に怒るだろうし怒るべきだと思うのは、既にお子さんを産んでいる女性なんじゃないかと。今いる子供たちが機械や装置から生まれてきたはずがないもんね。子供を持たない私には「政治家の多くがそう思ってるのはわかるけどまー機械みたいには行かないわな」くらいにしか響いてこなかった。
で、次に思ったのは「女性が一人で頑張っても子供はできないからなー」ということ。kmizusawaの日記（id:kmizusawa:20070128:p1）「それともあくまで機械なのは女性だけですかね? じゃあ男性は機械とＳＥＸしろってか？(機械のほうが思い通りになるから望ましいという人もいそうだが）」という記述がぴったりきた。
トータルするとやっぱりどうしようもない発言だと思うし、そんな人が大臣やってるのもよろしくないと思うけど、辻元清美氏に「女性を代表して〜」とか言われると「あなたに代表されたくないわ」と思ってしまうのもまた事実。
