働かない若者「ニート」、10年で1.6倍 就職意欲なく親に“寄生”

読売の方の「裕福な親のもとで育ったかどうかが若者の将来に大きな影響を与えてしまう」に激しく同意。「親元にいると楽」だからパラサイトシングルやってるって訳じゃない人もいるのよー、生活費支えてんのよー、という意味でね。ちぇ、不景気の影響受ける産業は損だなぁ。しょうがないけどさ。寄生できるものならしたいさ、ああしたいさ。

キーワード「ニート」で飛んでくる人多い! まさかキーワード化されてると思ってなかったので、ちょうど私もあちこち見にいっていたところでした。

ニートが恐ろしいことになっとる。なのでもうちょっと真面目に書こうと思った。

元の産経の記事には4つの分類の表があるので転載。

I.ヤンキー型
反社会的で、享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
II.ひきこもり型
社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
III.立ちすくみ型
就職を前に考え込んでしまい行き詰まってしまうタイプ
IV.つまずき型
いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

私はIIIになりかけたことがあります。「就職がこわい」(香山リカ著、ISBN:4062122693)っていう本が出てますよね。まさにあれではないかと。それこそこわくて読んでないのですが。
「自分探し」「自分のやりたいことを見つける」に囚われて、自分は無能で何にもない人間だ、と思うようになってしまい、就職活動に疲れ果ててしまいました。周囲の友人はどんどん「一流企業」の内定をとっていく中、「絶対内定」*1などの就職本を読んで気持ちを奮い立たせようにもしおれる一方。決して時期的に遅くはなかったのに、結果として比べてみるとかなり遅くまで内定先が決まらなかったこともあって、もう何にもない自分でいいや、どうなってもいいや、という考えがその時点からベースになってしまいました。
そんな気持ちのまま、無駄に責任感だけはあるのでなんとか仕事をこなして今まできたけど、いろいろあって、そんな気持ちで過ごしてたらまずいぞという心境に変化。でもベースはたぶん変わらないしもうきっと変われないと思います。
私が無理矢理にでも就業していられるのは、私が家にずーっといたら家族が迷惑するからです。親の稼ぎは多くないのに大学出してもらって、自分が無力だから就職できませんでした家にいます、なんてことになったら、心情なんて二の次で具体的に困るのです。正社員じゃなくてもとにかく働かなければならず、たまたま受かった会社に行くことが全ての面で一番いいことだった*2からそうしたのです。「自分探し」の先の「会社で自己実現」なんて考えたこともありませんでした。
だからニートでいられる状況が揃っているならば(ニートでいることで生活に困窮するとかじゃなければ)それでも構わないと思うのです。みんながみんな常に頑張れる訳じゃないし。誰かしらが迷惑をこうむるなら、そりゃ対処していかないといけないだろうけど。

*1:とてもいい本だと思いますが、合う人合わない人はいると思います。前向きになれる人ならきっと生かせるはず。

*2:それなりに自分の行きたいところを受けたので、職の内容には満足してます。つぶしききませんが。