日記

あんまり今夏は意識していなかったセミの声が聞こえる。雨季から一気にあっつい夏になってしまったので、情緒も何もない、という気持ちになる。そもそも自宅の周囲にほぼまとまった緑地がないことも大きいけど(この文章は近所のカフェで涼みながら書いています)。

今年は3月あたりから時間の経ち方がよくわからなくなっていて、私が外界から四季の移り変わりを感じとるいくつかのトリガーのうち「野球」「競馬」の日程が狂ったことで、今が8月中旬で世間でいうお盆で……という世事がぴんとこない。直接ではないけど間接的にコロナ禍によるダメージをくらっている。ただ暑いだけの日々は苦しい。

幸いにして自分の興味の範囲に「将棋」という新しい要素が入ってきたことで、カレンダーを意識する機会はあるのだけど、将棋の世界もコロナ禍の影響でいろいろとずれてしまっていて、今の「観る対局たくさんあって楽しい」のは一時的なものであることを忘れてはいけない。二十四節気キリスト教の教会暦みたいなもの、マジで大事だなと思った。今年は祝日の移動も激しかったので、ふわふわしているうちに、あっという間に1年の半分以上が通り過ぎていってしまった。