温泉・銭湯を克服したい(その1)

その1と書いたけど続くかどうかは未定。

一度Twitterに「温泉と銭湯が苦手である」という意味のことを書いたところ、同僚から「あれはどういった意味なのか」という質問を受けた。お湯につかるのもやや苦手ではあるのだけど、どちらかというと温泉や銭湯の中での立ち振る舞い、プロトコルのようなものを理解しておらず、あたふたしてしまい、苦手意識を持っている、というと正確な気がする、と回答した覚えがある。

温泉も銭湯も無理に行く必要はないし、無理強いされたこともない。スキー帰りに予告なく温泉に行くぞ!という流れになったときに多少困ったくらいで(着替えは持っているので物理的に困ったわけではなかったが、基礎化粧品にいくつか不足があった)。実際、プランを立てて自発的に出かけた温泉地は有馬温泉のみ。他の機会も多少おかしなところはあったかもしれないが、誰かに叱責されたり、眉を顰められたりするような不始末はしていないつもりである。

とはいえ、年を重ねて肩や腰に多少の不具合が起きたり、血行の悪さを指摘されたりして、決まって推薦されるのは入浴だ。子どもの頃から湯船に長くつかるのが苦手だったためか、身体の不調の予防として入浴をするという思考回路が存在していない。つまり、入浴の結果いいことが起きるという動機付けがなされていないために、もしかしたら入浴で防げるかもしれない事態を引き起こしているのかもしれないのである。これはまずい、と私は考えた。突然温泉レジャーを楽しめるようになるとまではいかなくても、温泉や銭湯でリラックスするポジティブな経験をいまからでも積んでおく方が、この先良いのではなかろうか?

そこで(やっと本題だ)、大浴場のあるホテルに泊まる機会があったので、一連の行動において自分は何を苦手だと思っているのか考えながら入浴してみた。

  1. 自分が洗い場に持ち込むアイテムを、入浴中にどこに置いておけばいいのかわからない
    • つかったところの近くの端っこに置いておいたけどこれで邪魔になってないかどうかわからない。同時にいた二人組の人は先に出る人にまとめて持たせていて参考にならなかった
  2. 髪を乾かすのに異様に時間がかかる
    • タオルドライをしっかりした状態じゃないとドライヤーに相当時間がかかる。髪の根元から風を当てないと乾きが遅いので、乾かす途中貞子のような状態を経るため大規模な動きが加わる。1人だからいいけど複数人の場合は個別に時間をとらないと乾かし切ることができない気がする

こまごま「これはどうすれば」と思うところもあったが、おおまかにこの2点が安心できればかなり心理的障壁は薄れるような気がしている。ただし髪に関しては温泉・銭湯に限った話ではなく、日常生活でも髪を乾かす時間を織り込んだ状態を維持する必要があり、就寝前の場合はなんとしても生乾きを避けなければならない。

今後これらについて、また新たに発覚した問題について、いくつか実験を重ねることで何らかの方向性を見出していきたい。でもやっぱりもうだめだ!と思ったら続きはなくなる予定。