「第47回 地図展 横浜のまち みち みなと」

これは絶対おもしろいだろうと思っていたら、zaikabouさんが既に行ってダイアリーに書いていらしたので、思い立って行くことにしました。横浜の地形図、海図、航空写真が年代別・種別でものすごくたくさん展示してあって、軽い気持ちで見に行ったのに、時間がいくらあっても足りない状態に。

入り口はこんな感じでした。床に地図とか写真とかはってある状態なのでみんなかがみこんで見る見る。1944年の陸自の地図と1945年の地形図?と1965年(忘れた)の地図を歩き回って見比べて、根岸競馬場が根岸森林公園になってた!なんてことを確認したりしました。

この木製ジオラマがめちゃくちゃかわいかったんですが撮影してみたら手ブレしまくった。つらい。

「守れ要塞 防げよスパイ」にひかれたのでつい……。

神奈川県の観光地図の中から実家周辺を。江ノ電がかわいいです。遊行寺と並んで「藤沢ゴルフ場」とあるのは著名観光地だったのかな……。

他に「なぜ中華街だけ斜めなのか」を解説するコーナーとか、横浜港の地図を年代順に並べて大黒ふ頭ベイブリッジが書き込まれる様子がわかるようになってるとか(最後が最新で終わらず、一番古いのと最新のを並べてあったのが完璧だなと思いました!)、戦争の前後で地図に書かれる内容がどれくらい変わるかとか、地図が好きなら何かしらのコーナーにはひっかかるみたいな網羅っぷりで、大変おもしろかったです。

奥の方に、関東地方の地形を赤と青の立体メガネをかけて立体的に見られるコーナーがありまして、日本地図センターの方が見方を説明してくださいました。こわごわ大島とか三宅島とかを見ていたら、「日本海溝のところはものすごく深くなっているのがわかりやすいですよ」「ここが糸魚川静岡構造線ではっきりしていますね、東日本と西日本がくっきり分かれてますね」「富士山、三原山あたり火山が連なっているのがよくわかるでしょう、火山帯ですね」「やっぱりおもしろいのは駿河湾です、すごく深いので名物にタカアシガニがあったり、沼津に深海魚の博物館があったりするんですね」などなど、いろいろ解説してくれて、めっちゃ楽しかったです。

「四国にもっと分かりやすい構造線があるんですよ」「どこかで見られたりするんですか?」「つくばに国土地理院があって、科学館が無料で入れてそこに展示してあります。全国版がありますよ。遠いんですけどねつくば。あっちょっと待ってくださいパンフレット持ってきます。ぜひ行ってみてください、遠いんですけど」というやりとりを経て、地図と測量の科学館のパンフレットをわざわざ取ってきてもらってしまったので、今度行ってみようと思います。そんなに遠い遠い言わなくても大丈夫です……(国土地理院の近くを通ってアンテナを見かけたことはある)。

物販のコーナーで三角点の付せんを買いました。裏面の説明にやられた。100円のマップメモ(地図を切って綴じてあるだけ、ではあるけど結構厚みがある!)もお安くて即購入。他にもいろいろ……結構衝動買いを……。

zaikabouさんのコラムも読める「はま太郎」6号(と7号)も買いました。

海図のレターセットやブックカバーを買ったら、これらの地図を一緒に入れてくれました。いいのか。いただいちゃっていいのか。