マクロビ系の上から目線

マクロビオティックをすべて否定したくはないのですがどーも普段からある種の「うさんくささ」を感じていたところに上記エントリを読みましてますますうさんくささを強く感じた次第。「食育」を声高に掲げる前に、例えば小学校で「家庭科」を強化して栄養学をきちんと学ぶとかした方がいいのかなーと思ったりしました。でも食育冊子を作った人は栄養学も「よくわかんないけど陰謀だ!」で済ませちゃうのかな。いちいち引用すると膨大な量になるんですが、自閉症エイズが治ったんだったらきちんと検証して世に出した方がいいと思ったよ。ていうか自閉症が治るってなんだよ。「自閉症」という言葉への典型的な誤解じゃないのかい。だんだん言葉が乱暴になってきたお。

健康になるために正しい食事をしようというよりも「正しい食事(正食)をしていれば健康になるのは当たり前」というような上から目線というか「確信」というか、そういうものがあるのではないだろうか。

ギョーカイでは当たり前のこと。マクロビ信者以外は配慮してくれないと - 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。

最後だけ引用させていただきました。旦那になるべく栄養バランスの整った食事をさせなきゃなぁ、と料理本コーナーを徘徊していると、結構マクロビ本が平積みになってたりするんですよね。で、健康的な食事ができるのかなーと思って手に取ってぱらぱら読むと、この「上から目線」をひしひしと感じるんですよ。んで気分が萎えて「楽ちん!簡単!」あたりのレシピ本に目移りしたりとか……。本当に人工的なものを排除するということをつきつめたかったらお寺に修行に行った方がいいかも、でもおかゆとたくあんだけじゃそれこそ栄養偏るし、とかいろいろ考えてしまいます。人工的なもの(この定義も適当ですが)を排除したいという願望はさらさらないんですけどね! 本だし万歳! 料理酒も使うよ! ヒガシマルのうどんスープ美味しいよ! カップ麺も美味しいよ!

……話がずれた。マクロビ本は私が避ければ済む話なので、お互い押し付け合いはよくないよね、としみじみ思ったのでした。でも教育の段階で上記の食育冊子が配られてちゃなぁ。押し付け以前の問題だよなぁ。「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということわざは素晴らしい。