はてな匿名ダイアリーで気になってブクマして、やっぱり気になって文章にしてみるテスト。昼休み中に書ききれる話題だとは思わないけれど。
俺は彼に何を抱いているのだろうか。すっきりしない。
「好き」ではない。「セックスしたい」でもない。だが「友情」にしては甘酸っぱさが香る。
「嫉妬」。近い気もするが離れた。
「尊敬」。ないな。
LOVEでなくLIKE。それっぽいけどそれっぽいだけだ。
ではなんなんだ。わからなくなってきた。
俺はどうしたいのか。
彼とは友人のままでありたい。
意地ではない。偽りでもない。よく恋愛体験談にあるような「友達のままでいたい」とかじゃない。
実際ただの友人でしかないのに、どこからともなく妙な感情が湧いているような違和感。
この書き手の方は同姓である男性にこういう感情を抱いているので、引用部分を私に当てはめるのは間違いかもしれないけど、でもすごくうまく書いているのでついお借りしました。
小学校5年の初恋から始まった私の「片想い」遍歴は、思い切りこれと同じような感情だった。いわゆる「両思い」になりたい訳じゃない。まして「つきあいたい」訳でもない。でも一緒にいて仲良くしたい。「好き」ではあるけどLOVEじゃなくてLIKE、でもその人のことばかり考えてしまう、一生このまま友達でいられたらいいのに(つまり友達でいられないということが薄々わかっている)。
そういう意味で、男同士で仲がいい人がうらやましかった。女では手に入らない(または入りにくい)あの位置。いつもべたべた一緒にいる訳じゃないけどずっとつながっている。そうそう、「つながっている」感がほしいのだった、そういえば。
高校の友達と飲んだ時、男女関係なく楽しく過ごして、でもその場に「あの人」がいないというのがとても残念だった。今ならそういう関係になる可能性があるかもしれないのに。今なら? 今でも無理だということはわかっている。なぜなら、私が「あの人」に対して抱いていたのは「恋愛感情」だとは思っていないのだから、今でもその言葉にならない感情を持ったまま接してしまうに違いないのだから。
……とか何とかいうこと(なんでずっと友達でいたいのになれなくて終わってしまうんだろう?)をもう何年も前から考えていて、このはてな匿名ダイアリーを読んでどうしても一度自分で表現してみたくなったのでした。友人の延長でしかないはずなのにずっと手に入らない喪失感を伴う感情、といいますか。そして私はそれを「恋愛感情」だと錯覚していたのではないかと。