黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る

美容院に行く前、半端に時間があったのでブックオフをふらふらしていたら、角川文庫クラシックス(だと思うけど、今調べたら違うっぽい……)に、杜甫李白漢詩を集めた本がそれぞれ並んでいた。古典が好きだったので、一緒に漢文も好きになって、いくつか好きな詩があったなー、とぱらぱら見ていたら、こんなのを見つけた。

故人西辞黄鶴樓
烟花三月下揚州
孤帆遠影碧空盡
惟見長江天際流

故人 西のかた 黄鶴楼を辞し
烟花 三月 揚州に下る
孤帆の遠影 碧空に尽き
ただ見る 長江の天際に流るるを

バックグラウンドなどはすっかり忘れてしまったけど、友人を見送る気持ち、友人が乗った船が小さくなるまで見送る李白、最後に長江の雄大な流れに視点が移るところなんかがものすごく好きで、NHKの「漢詩紀行」でこれに当たった時は大喜びしたなぁ。今は朗読が江守徹じゃなくて中村吉右衛門になっちゃったけども。
調べてたらこんなサイトを見つけた。

いや素晴らしい。今度のんびり眺めよう。でも漢文の読み下し、思いっきり忘れちゃったー。