母子殺害上告審弁論で弁護士ドタキャン…

山口県光市の母子殺害事件で、殺人罪などに問われた当時18歳の元少年(24)の上告審弁論が14日、最高裁第3小法廷で予定されていたが、弁護人の欠席で開かれなかった。最高裁が弁論を行うことで1、2審の無期懲役判決が見直される可能性があることから、弁護側が公判先延ばし戦術を取ったとみられる。遺族の本村洋さん(29)は「7年間、裁判を傍聴してきたが、これほどの屈辱は初めて。意見があるなら法廷に出てきて欲しい」と怒りを爆発させた。
(中略)
弁護側の公判先延ばし戦術に、本村さんは怒りを隠せなかった。「我々遺族7人も、仕事の都合をつけて(光市から)来た。法廷で被告人の権利を守ることが弁護人の公務であり、欠席は弁護活動の放棄。弁護士会は懲戒処分を検討して欲しい。弁論の準備ができないのなら、弁護人を引き受けないで欲しい」。安田弁護士が所属する東京第2弁護士会に抗議文を出す意向も示した。

 さらに「浜田裁判長の任期が5月末だと聞いている。裁判長が代われば判決も変わると思っての引き延ばしだと思う。死刑反対の思想は自由だが、現実に刑法に死刑は明記されている。遺族としては極刑を望んでいる」。安田弁護士らが「死刑でも遺族の気持ちは癒やされない」と主張していることにも「余計なお世話。死刑の無意味さを訴えるのはいいが、犯罪防止のために取り組んでいることはあるのか」と批判した。

本当に余計なお世話だ、自分たちの行動で遺族の気持ちが癒されるとでも思っていたのだろうか。
少なくとも、この弁護士が叫ぶ死刑廃止運動には、1ミリたりとも心動かされないことを、ここに宣言しておきたい。