ウォーターボーイズ2

川崎仙一(斉藤慶太)がメインの話。役名でいまいち呼びづらいのでつい本人の名前を書きそうになるなぁ。仙一が不注意で壊したティンパニ、どうするのかなと思ったら、早乙女先生(金子貴俊)が個人で購入ですか。それって早乙女先生かわいそうすぎる。ティンパニくらい高額な楽器だったら、お隣の高校に借りるとか(輸送の問題が生じるけど、本番でないよりはまし)あるだろうに。この話、全体的に吹奏楽部について描き方が甘いぞー。1学期が終わってから合奏の練習に本腰? あっという間に予選なのに……。「今年はいいところまでいけるかも」という内容のせりふがあったってことは、県大会出場を狙ってるんだろうし、シンクロみたいにばりばりやれ!
……そんな瑣末なことにこだわってちゃ楽しめないんだけど、シンクロ部と対立して描かれているだけに、もっときっちりしてくれないとどうもぎゃーぎゃーうるさいだけの吹奏楽部&栞(石原さとみ)に見えちゃう。あと生徒会長の取り巻き2人、前作と同じイメージでつけたんだろうけど、女子のガリ勉ってあんなじゃないから変すぎる。
ぐだぐだ文句書いたけど、一度ばらばらになってティンパニ探しでまた一緒になって……っていう流れはやっぱり青春してていいな〜。ティンパニ持って夜明けの線路を歩くシーンは「スタンド・バイ・ミー」のようでいいですな。水嶋泳吉(市原隼人)が前向きになってるのもさわやかでいいな〜。山本洋介(中尾明慶)のお母さんが「大学に行かせてあげられなくてごめん」と謝るところも、こういう事情ってあるよね、としみじみしてしまった。来週からまたちょっとずつ人数が増えていくみたいですね。