鹿男あをによし 最終話

面白かった! いろいろ書きたいことはあるのですが時間の都合上明日に……。見続けてきてよかったです。さあ原作とサントラ買いに行かねば!

(追記)
儀式シーンは割とあっさり済んで、1話まるまるエピローグかよ!というつっこみが2ch実況で上がってましたが、印を解く話がメインになっていてこれはこれでドキドキしましたよー。自分だけ印が解かれて怒る堀田さんが可愛い……。藤原先生に「ケチ!もう鹿せんべいあげませんから!」と言われて動揺する鹿、顔をぐいっと挟まれる鹿で爆笑。鹿せんべいをもらえなくなるから?かどうかはわからないけど「俺はケチじゃない!」と藤原君に怒鳴る鹿。鹿、自分が決めた人としか話さないっていう原則をぶちやぶりまくりw

鹿との会話でなぜ1800年も儀式を続けてきたのか?という質問に対し「姫が俺の姿を美しいと言ってくれたから」と答える鹿に「俺も美しいと思うことがあるよ」と告げる小川先生。鹿に「最後の質問だ。寂しいか?」と聞く小川先生に鹿の鳴き声でしか答えない鹿。近鉄に乗って奈良を去る小川先生を見送る鹿。いろいろあったけど戦友みたいなものだったんだよねぇ……いいシーンだなー、としみじみしておりました。さりげなく剣道部の生徒たちから貰った4つの鹿せんべいのうち1つしか置いてないところも可愛い。残り3つどうしたんだ。

藤原先生から印の解き方を教わった堀田さんが駅に駆けつけ、小川先生に思いっきりキス(というより「唇を押し付ける」だなありゃ)した後突き飛ばして、泣きながら帰っていくところと、手紙を読む堀田さんの涙声にじーんとしました。自分の淡い恋心もあり、ファーストキスということもあり(私にとってははじめてのことだけど先生ならいいかなと思って……のくだりも切ない)、藤原先生とのことを気遣って最後に「かりんとうとラブラブ(はぁと)」と手紙を〆るところもあり……堀田さん可愛いけど可愛そう。泣きながら歩く堀田さんが本当によかったです。

……で、賛否両論ある小川先生と藤原先生の若草山でのキスシーンと、東京シーン。私はあんまり要らなかったかな……と思いました。原作では男だった藤原先生を女にしたことは、今まではプラスだったんじゃないかと思ってたけど、あんな風にくっつかせるとは(しかもぎりぎりまで小川先生はマドンナのことを気にかけていたのに)。要らなかったけど、まああっても邪魔じゃないかな、私は鹿と堀田さんのところで感動できたし、というくらいでしょうか。

最後の神エンディングを見終わったら鹿がセピアからカラーになって、「卑弥呼の墓の場所を教えてあげません」と小川先生に言われてしまったリチャードが必死にしゃべる鹿を探しており、鹿が高笑いして終わり……のところは、単に小川先生の意趣返し?と思ってたけど、腑抜けになってしまったリチャードに新たな生きがいを与えてあげた+鹿が寂しくなくなった、という読みをしている方がテレビドラマ板にいたので、小川先生優しいなー、と思ってみたり。

小川と別れを惜しむ職員室で、前村先生が手にもってた鹿の角のカチューシャ、私が奈良で買って(さらにかぶって鹿とツーショット写真撮った)きたのと同じ! めざましテレビでは児玉清さんのクランクアップ時に同じカチューシャをかぶってたそうで、途中でそのカチューシャを頭につけながら見ましたよ! 傍から見れば変な人だったけど!

それにしてももう来週から鹿ロボ見られないんだなぁ。放送中に奈良に行って本当の鹿を見てから、あの鹿の再現っぷりは素晴らしいと思ってました。鹿ロボの表情も、中の人がうまくなったのか私がやたらと過大解釈をするようになったのかすごく豊かになったように思えて、小川先生との語り合いのシーンは本当に切なかったです。

神エンディングテーマはなんだか吹奏楽の譜面になったという話もあったりなかったりなので、ぜひぜひ天理高校吹奏楽部の皆さんにはあの曲を壮大に演奏していただきたい!と思う次第です。私が現役吹奏楽部員だったら譜面絶対買ってたわ……。