さんま苦いかしょっぱいか

という詩?をふと思い出したので、出典はどこだろうと調べてみたら、かの有名な(といってもあまり知らない)谷崎潤一郎佐藤春夫の妻譲渡問題の真っ最中の詩だったんですねぇ。

さんま、さんま、
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食らふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。

お気楽に秋刀魚が美味しい季節になるなぁと思って思い出す詩ではなかった……。