うわー、亡くなられたんですね。家には寺村さんの絵本はなかったのに、なぜか近所の小児科に行くと結構揃っていて、熱で苦しい時も吐き気で苦しい時も鼻水で苦しい時ものどが苦しい時も、とにかく王さまシリーズを読んでいました。当時は自覚できていなかったけど、気を紛らわせていたんですね。
小児科の待合室とへびのぬいぐるみ、壁に貼ってある症例の写真、ピンクの固いソファ、「中学生になってもここに来ていいですか?」と聞いた小学4年生の自分を思い出します。中学生になってからは身体が多少強くなったのか、病院そのものに通うことが少なくなり、そのうち先生が高齢のために医院を閉めてしまって、その後先生は亡くなられたと聞いています。本当に優しくて素敵なおじいちゃん先生だったなぁ。
そんな思い出がどんどん湧いて出てきました。素敵な絵本シリーズでした。ご冥福をお祈りします。