感想はもう少し後で。
放送見ても泣かずに済んだのに（予告はかなりやばかった）、桂吉弥さんの山崎日記読んで泣きました。吉弥さんうまいなぁ。本当に寂しい。
では改めて。
泣くところ満載の今回だったけど、展開が濃くて泣いてる暇がなかった。ハタノアトで丁寧に勝沼の戦いを振り返ってたのは、突然場所が流山に飛ぶからですかね。改めて寂しくなった。
釣り→土方ナンパは楽しかったなぁ。なのにあとは怒涛の展開で……。島田順司さんが出てきたところで大喜びして母親に「沖田総司つながり」を説明。お孝との蟻談義、ほのぼのしてて面白かった。あれをはさんでもそんなに違和感ないのが不思議。そして斎藤さんのお見舞い！ しょっぱなから「いつ死ぬんだ」にどっきりだったけど（予告でもありましたね）、「夏の終わり頃」と答えた総司に「涼しくなる頃にまた来る」と告げる斎藤さん。それまで死ぬなと言ってるのがもう。旗もって叫んだのを言われてぶち切れる斎藤さんも可愛かったけど、ここ数回本当にいいっすよ斎藤さん。涙目になってたし……。
有馬藤太の古田新太さん、最初から最後までめっちゃ格好よかったー！ こんなに格好いいとは思わなかった。局長とのやりとりの全てをはらはらしながら見つつも（捨助に対して「志村ー後ろー」って感じでしたよ、上手くやった時にはもう手を叩いてしまいましたわ）、ドラマとは別に「うわーこの場面すげー（周囲の隊士も！）」と演技を楽しんでしまいました。ずっと支度をしているはずの局長を待つ有馬さん。取り調べの時に見守る有馬さん。やられた。
今回は近藤・沖田、近藤・土方（他隊士たち）の今生の別れ。近藤・沖田はお互い軽口（なのかな）を叩きつつも本心は語らなくてもわかっているという。ああ平助を思い出す。近藤・土方はコルクの伏線がどんと出て、珍しい回想シーンもあって、1回目から見ている勝ち組の方々はここでばーんといろいろ思い出せるんだろうなぁとしみじみ。
加納さんとの対面シーンはお見事というほかない。加納さんの複雑な心境と嘘つき通せばいいのに「加納くん、お久しぶりです」なんて言っちゃう局長。局長の前に跪く加納さん。微笑む局長。オープニングテーマの女声バージョンとライティングも美しい。この47回で培った局長（＋加納さん）が集約されたな、という感じがした。
予告が辛い。倒れている総司の目の前の草履。無精ひげの局長。勝海舟の狼狽。だんだら羽織の捨助。つねさんの涙とふでさんの叫び。ああ本当に終わってしまう。
書き足し。箇条書きで。
- ハタノアトの、試衛館8人が「療養」「切腹」「戦死」「脱退」で並んでるところ、寂しかったな……。
- 周平が地名調べたのを「変なやつだ」（でしたっけ）と言ってた後に、「お前は会津へ行くな、学問をして身を立てろ」と言う近藤さん。いい親子だったのに。ところで父から息子にとか近藤周平とか言ってるのにクレジットはずーっと谷周平なのがなんかなー（史実では鳥羽伏見で抜けてるそうですが）。もう近藤周平にしちゃえー。
- 宇八郎さんとの再会でそっと足元を見る永倉さん。
- 亀積んでる左之助。永倉さんと笑顔で語らうところ素敵だ。
- 土方さんの銃を構えるところと苦悩の表情がかっこいーーー。
- 勝海舟と西郷どんの会談、本当にあんな感じだったらお互い食わせ物同士で面白いんだろうなぁ。西郷どん上野公園の像に近くなってた。
- そういえばクレジットのトメが野田秀樹。その1つ前が島田順司。
- 前回と今回でやっとこさ尾形と尾関の区別がついたことは日本全国の「新選組！」ファンには内緒です。
- と思ったけど、加納混ぜて3人並ばれるとちょっと自信ない。
- 洋装土方、視聴者側としてはいろいろ情報あって認知してるけど、有馬さんは見ていかにも怪しいとは思わなかったんだろうか。まだ和装が一般的よね？
- こっそり置いてある新選組の看板と誠の旗。寂しい。
- 置かれた刀を手前に、逆光で縁側の総司と斎藤さん、散る桜。「刀の時代に新選組で働けてよかった」「お前に間違いなく負けていた」と語らう2人。刀の時代の終わりと、もう今まで通りには動けない総司がこのシーンでくっきりと描かれていた。お見事。
- 加納さんのシーンについて、局長は伊東甲子太郎の仇のはずとか局長を襲撃したとか書いてあるのをちらほら見かけるんですが、加納さんはもともと非常に実直で武士の礼節を重んじるように描かれてたと思います。クマ太郎に意見するシーンもあったような（離脱の頃だっけな……）。「局長襲撃」の時も、銃で狙いをつける篠原さんに「それはちょっと（のようなこと）」を行って消極的に反対してましたし。礼を尽くして挨拶した局長への返礼があれだったんだと思います。少なくともこのドラマ中では。
