新選組!第42回「龍馬暗殺」

大政奉還あっさり。そんなんやってる暇あったらもっといろいろやってほしいところがあるので納得なんだけど、日本史に残る出来事があっさり。びっくり。
幕府がなくなってお給金を心配する副長、坂本龍馬を斬ると決意する佐々木様。ここではたと理解したおばかそのものの私なのですが、大政奉還があっても徳川幕府がなくなっても、突然明治政府が出現してる訳じゃないんだと実感させられたシーンだった。いくらなんでも「はい明日から新政府!」となる訳じゃないくらいはわかってるが(戊辰戦争まだ起きてないしなぁ)、日常は続いていくのだなーと。歴史に名前が残っている新選組のメンバーや佐々木様にとって一大事が起きたことには間違いないけど、彼らにも日常はあるし、まして市井の人々にはあんまり変わりのない毎日が続いてるのだなと。
そして毎度毎度思ってましたけど、龍馬格好いい。この人をこれから亡くすのかと思うとずっと悲しかった。捨助に語りかける龍馬とか、平助と話すところ、斎藤さんに人斬り以蔵*1について話すところ(あれ、クマ太郎のシーンはあんまりインパクトないな)、いいにゃあ。つくづく惜しい人を亡くしたと思った。江口洋介がまたはまってたんだ。人を斬る話でかすかに怯える斎藤さんを見て、「ああ全国5千万人(嘘です)のオダジョファンの悲鳴が聞こえる」と思ってしまったですよ。
龍馬が着なかった鎖帷子で命を拾った捨助。久しぶりに「呼ばれてないのに〜」が出ましたね。龍馬・平助・捨助のシーンは、勘太郎獅童揃い踏みだと思うとちょっとにやにや。ちゃんと龍馬との約束を守ったあたりは見直したよ捨助
おしるこ食べてたら、大石鍬次郎に竹刀でどつかれる周平。いいじゃんおしるこ食べてるくらい。一生懸命練習した周平は見事大石に勝利、喜ぶみんな、一人忘れ去られる大石。ざまみろ(私情入りまくり)。そういや総司の「はじめ!」の声は素敵だった。「ねぇねぇ」の総司とは一味違っていいのう。そして総司は喀血して床につく。事情を話す局長、聞くみんな……のところ!人がいない!少ない! オープニングで主なキャストがほとんどピンクレジットになったあたりも寂しいけど、実際に映像で見るとまた、どんどん人が死んでるんだな、そしてこれからも減り続けるのだな……と寂しく思わずにいられない。
龍馬暗殺のシーン、佐々木様の立ち振る舞いがきれいだった。ピストルを飛ばされた龍馬が、もしもう少しだけ早く撃てていたら、といろんな「たられば」が頭をよぎる。平助が斎藤さんが残っていれば。ああやっぱり惜しい。つーか局長、永井様に守れって言われたらさっさと実行しろ! お孝に頭を悩ませる暇はあんたにはない! いやお孝嫌いじゃないんだけど……今の展開からすると浮きまくりで……。
来週で平助・クマ太郎とはお別れですね。予告で平助の顔みたら悲しくなってしまいました。もうここから先、毎回悲しいのはわかってるんですけど。
あ、そういえば。幕末の世を「こんな時解説してくれる人が……」と島田さん(だっけ)が言ってましたけど、山南さんでも結構厳しかったんでは?と思ったり。

*1:トニセンの舞台に出てきた役どころなので知ってただけなので、実際にどういう立場の人かはこれから見てみます……。