健康診断初めて物語(尾籠かつ微妙な話)

タイトルにも書きましたが尾籠で微妙な話を展開する予定なので嫌な人は引き返すとよいと思います。

先日健康診断を受けてまいりました。30代だし女性だしでいろいろな検診がくっついてくるのですが、生まれて初めて経験したことが2回もありましたよ! それも含めて書いてみるよ。

検便

事前に検便のための容器を渡されました。なんと生まれて初めての検便です。

監督不行届 (Feelコミックス)

監督不行届 (Feelコミックス)

「監督不行届」を読んでいて本当によかったと思いました。
何しろ私のイメージといえば、「Dr.スランプ」でアラレちゃんが学校に持って行った感じですよ(詳細を語るのは避けておく)。あまりに緊張した私が何をしたかと言えば、経験のある旦那に恥をしのんで聞く、ということでした。旦那は説明書きの紙に書いてあった「洋式トイレに逆側に座る」絵に爆笑していました。

当日、同じ時間に健康診断を受ける女性たちを見て「みんな(年齢がまちまちなので全員ではないはず)くぐり抜けてきたんだなぁ……」と感慨深い思いに囚われたのでした。

視力・聴力検査

初めて受ける病院だったので前回のデータというものが存在しないため、1〜12の番号がふられたC(ランドルト環)を「1から順に開いている方向を言ってください」と言われ、すらすらと全部答えたら( ゚д゚)ポカーンとされました。両目1.5でした。最近って2.0は言われないんだっけ。全部見えたはずなのに、ここ数年2.0と言われてない気がして残念です。

一緒に聴力検査もやりましたがこちらもクリア。「目も耳も大変よいですね」とほめられました。わーい。

身体測定

身長・体重と「腹囲」なるものを測定。腹囲って初めて聞いた、と思ったらメタボ検診なのですね(院内のポスターで確認)。体重が大変なことになっていました。「許容範囲かなー」まであと3kg、「これくらいだろ」まであと4kg、個人的ベスト体重まであと5kg。ぐええ。

乳がん検診

同じフロアにマンモグラフィーの部屋があったので、一度経験した私としてはあれはしんどい……とブルーな気持ちになっていたのですが、触診のみで拍子抜け。

胃のX線検査

来ました2つ目の初体験。バリウム。胃弱な母親が何度も飲んで辛い目に遭っているのを見てきたのでさぞ苦しいのだろう大丈夫かしら飲めるかしら、と思いながらも、あの「げっぷはなるべく我慢してください」とはどんなことだろうと微かにwktk。院内のポスターには「ご無理をお願いしますが早期発見のためご協力を」みたいなことが書いてあってさらに不安を煽られる。

部屋に入ったらまず、発泡剤なるものと小さな容器に入った水を渡される。ここで「げっぷは我慢してください」キター。バリウム飲んでそんなにげっぷって出るもんなの?と思っていたけど、絶食状態で胃が縮まった状態なのを発泡剤で膨らませて、そこにバリウムを流し込むという訳です。知ってる人はこんなん書かれても困ると思いますが。発泡剤はレモン味(確か)でしゅわしゅわしてて美味しかったです。そして確かにげっぷが突然……! 飲み込んだけど。

次に渡されたのがあのバリウム。ポスターには「飲みやすいよう少量にしました」とか言ってるけど普通にコップ1杯なみなみある感じの量でした。だまされた。飲むヨーグルトみたいな感触で飲むヨーグルトみたいな味でした。もう少しきちんと冷やしてくれたら飲みやすいのに、と乳飲料がちょっと苦手な私は思いました。

その後装置の上に乗っかったのですが、私はてっきり台に身体を固定して台をぐるぐる動かすのだと思っていたのです。そ れ が。台の上で自ら回らねばならないのですね! 技師のお姉さんの「左の腰をあげて、右側に倒して、そのまま回転してください(みたいな感じ)」という妙に具体的な指示に右往左往。まさに右往左往。「時計回りに1回転してください」だとバリウムが胃の中で広がらないんだろうなと思ったけど、小さい頃から左右の区別が苦手な私には非常にわかりづらかった。回転するのかと思ったら「左の腰を少しあげて、そのまま止めてください(みたいな感じ)」という指示が来て訳が分からなくなり、「右でしたっけ?」とか聞いたり、挙げ句の果てにはガラス越しのお姉さんに(声が聞こえるのに)指差しで方向確認する始末。すみませんでした。必死になってぐるぐる回ってる自分が妙におかしくて、途中からにやにや笑いながらやってました。すみませんでした。だっておかしいんだもん。横浜ドリームランドの「ミュージックエキスプレス」っていう乗り物を思い出したくらいだ!

終了後に下剤を渡されて、今2錠飲んで、何も出なかったら追加で2錠飲んでくださいとのことでした。実は下剤飲むのも初めてなんですよねぇ。トイレから出て来れなくなったらどうしようと恐怖感があったのですが、とりあえず「おっとトイレトイレ」くらいの感じで終わりました。ああよかった。しかし女性は、出産時にも似たようなことをするというではないですか(表現を無駄にやわらげました)。陣痛で痛いわ腹は痛いわで大変な事態になるのではないでしょうか。でもドキュメンタリーものの映像見たことあるけど大変な事態になっている感じではなかったな。そんだけ陣痛痛いってことか。でもそしたら大腸の方はどうなるのか。ああ気になる。怖い。

子宮頸がん検診

内診です。今の内診台ってすごいんですね。ぐるーっと回ってじーっと動いて、って感じで、胃の検診同様アトラクションかと思いました。

検診自体はどってことないのですが、ぜーんぶ終わってからもらった「飲み物引換券」を使って喫茶室でお茶してる時、一緒の時間帯に検診を受けていた女性3人のグループ(診察の合間きゃっきゃ言っててうるさかった)が「めっちゃ辱められた」「はずかしいわー」「あんな動きして足を広げなきゃいけないなんて信じられない」「足が閉じられないのが嫌だ」とかぐだぐだ言い合ってまして。まあはずかしかったり怖かったりするのはしょうがない。しかしその感想を、中高年男性も一緒にごはん食べたりお茶したりする場所で、大声で結構具体的に話す方がよっぽどはずかしいとおばちゃんは思ったよ。

だいたい(昔話をするのは年取った証拠)、私が一番最初に乗った台なんて、自分でよっこいしょとよじ登らなきゃならなかったくらい衝撃的だったんだもんね。ぐるーっと回ってくれるんだから今なんて親切そのものじゃないか! まあ私が婦人科に慣れすぎなんですが。母親が婦人科系が弱い家系なこともあって、とりあえず何か異常があればとっとと病院!というポリシーのもとさんざん連れていかれました。婦人科関連の病気は自分で治せるものなんてほとんどないんだからぐだぐだ言わずに大人しく頑張るのが吉だと思います。もちろんやっぱり緊張はするし、乱暴に扱われるのはもちろんNGですけどね(少なくともそんなことはなかった)。

血圧

順番めちゃくちゃですが、血圧が過去最低の最高105をたたき出しました。数字見て驚いてしまった。直前に20分くらいDVDしか見るものがない状態で眠くて眠くてとろーんとしてたのもあると思いますがびっくりした。105でも標準の範囲内だそうでよかった。