六本木ヒルズの回転扉事故

EZ!TV」で、六本木ヒルズの回転扉に子供が挟まって死亡した事故を取り上げていた。扉の死角の大きさや挟まる事故がこれまでにもあったなど、企業側が問われる部分も報道していたけど、「子供の行動だから仕方がない」ということが強調されているような気がして、非常にもどかしく思った。親子連れへのインタビューでも「子供だから面白そうなものに走っていってしまう」なんてコメントが使われていた。

未熟で経験が少なければ、本来走るべきところでないところで走るのはしょうがないってことで片付けていいんだろうか。防護柵(柵とは言えないテープだったけど)があるのにくぐり抜けてもよいってことなんだろうか。そこまで子供をなめてかからなきゃいけないくらい、やったら危ないことを教えずにいるんだろうか。

企業側の安全管理に問題があることがわかっているのに、こんなことを言ってはいけないのかもしれない。でも、「子供だからしょうがない」ということだけを殊更に強調するのは、どうにも納得がいかない。